ジャパンディスプレイ(JDI) 台湾企業パネルセミへ出資見送り
2025年6月4日
ジャパンディスプレイは2日、台湾スタートアップのパネルセミへの出資の見送りを発表した。地政学リスクの高まりがあるとの見方で、提携の仕組みの見直しをするとのこと。業績不振に陥っている液晶パネル事業を大幅に縮小する一方で、半導体やセンサーなどで次の育成を模索している。パネルセミとは基盤開発やセンサー技術で協業を進めており、今後も共に続けていく。JDIは5月に2024年度通期の業績を発表していて、売上高は前年比21%減の1880億円、営業損失は同29億円拡大し371億円だった。当期純損失は同339億円拡大し782億円の赤字だった。そしてCEOのキャメル氏は辞任する。